ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

絶対に、負けてはならない。新聞を奪取せよ!! 図書館戦線、緊迫感が増して来たぞ。生存競争の勝者に栄冠あれ

 定年退職者、自主的退職者など、諸々の癖がある紳士たちが、今、図書館で熱い戦いを行っている。公立図書館は朝9時開館で9時前には、列が作られ、並んでいる人々は拘束時間などはないのだけど、苛立っている。館内は禁煙である。その為、整列している人だかりから紫煙がもくもくと立ち昇っている。館内に入る前に、血中にニコチン濃度を上げとくのだ。禁断症状が出てきたら、死守したい座席を開けなければならないからだ。

 家では新聞は購読できない。怖いカーチャンが年金で食べているのだから、アンタ、そんな身分ではないでしょ と肥えたしまったイタリアのオバちゃん風に腰に手を当てて、亭主に説教するのだ。

 新聞は読みたい。そして、誰も触っていなく、皺なんてまったくない、ピュアな新聞を手に取りたいのだ。カーチャンがもう働いていないんだから、日経新聞は取らないわよと言われて以来、毎日、習慣されていた日経新聞をいの一番で奪取したい。でも、そう考えている輩は多数で、過酷な生存競争の為、列では最低、前から三番目くらいは並ばなければならない。そして、割り込みなどは決して許されない。まあ、ここら辺はお約束はきっちり守られている。並ぶことにかけては紳士である。

 しかし、図書館のドアが開くと、一斉に新聞コーナーへと争奪戦が始まり、当初はお行儀良く、早足だったが、今は徒競走(全速力である)で片が付くのだ。これこそ、手段は選ばす、仁義なき戦いが開かれる。

 毎日(休館日の時は家でテレビ・ラジオなどで朝刊チェックするしかない。ネットなどは面倒である。でも、ネットで読むときは無料の産経で我慢する)、日経杯争奪戦が開催されて、出場資格は誰でもOK、でも、女性はいない。ここにはまだ、男女平等の波は来ていない。朝日杯、読売杯、毎日杯も結構、この頃は人気があり、午前中は容易には手にできない。産経、東京辺りだと、読むチャンスがある

 スポーツ新聞杯(スポニチ杯、日刊杯、サンスポ杯、ディリー杯、報知杯)も同時に開催され、これは怒号が飛び、柔な人達などは蹴散らされ、野球帽を被った紳士たちが争っている。スポーツ新聞杯は一人で二紙独占する輩も出て来る。新聞閲覧席でまだ、読んでいないスポーツ紙は広げているスポーツ紙の下に隠しているのだ。ここで、喧嘩が発生し、図書館内に一挙に緊迫感が溢れ出る。誰も仲裁に入ろうとはしない。また、スポーツ新聞はよくコピーされる。ギャンブル欄で、予想記事を拡大コピーして、きちんと折って、懐のポケットに仕舞うのだ。赤鉛筆はここでは持ち出さない。これも暗黙のルールらしい。。

 未確認だが、殺伐とした某図書館内では警備員が常駐しているとの噂話があると言う。朝には、このように静寂な場所とは異なり、むき出しの欲望で火花を散らしている。

では、また・・