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ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

凍り付く 名言 イヤだ! 社内に言いふらしちゃったわよ。どうしてくれるの?  お局様列伝 その3

会社

 ある朝、起きると あっ時間がないだけど体が怠い。昨日は酒も飲まず、ちゃんと寝ていた。よーく、考えてもなにもないはずだ。ともかく会社に行かなければと思って必死に通勤したのだ。同僚が私の顔を見て、あれ、顔が真っ赤ですよと云われて慌てて、ロッカー室で全身鏡で見ると、全身がジンマシンになっていた。無意識に顔を掻いて、顔が赤く腫れている。

ジンマシンが私の体を支配する

 これはまずいと思って、早退をして、会社の近くの病院に行った。ちょっとした総合病院でもあるが、始めて耳にした病院だった。ネットがまだ普及する前の頃だった。診てくれた医師は白い無精ヒゲで覆われている。おお、これはまたまた凄いジンマシンだな。じゃあ、点滴1本行きますかと点滴をして、安静ということで薬を貰って帰宅した。

 点滴中、医師は昨日何を食べたと云われて、考えたがあたりそうな食べものは食べていない。いや、何か食べたよ。考えて!と医師に云われて、頭を絞った。昼、そういえば、ランチ定食でさしみのブツ切りを食べた記憶が蘇る。医師はそれが原因だよといい、まあ、一晩眠れば直ると肩を軽く叩かれて、激励された。

夜、ジンマシンに襲われる

 熱は平熱になって、食欲はある。風呂に入って、寝るかと思って、風呂に入り、脱衣場で体を拭く。すると足下から、ジンマシンが心臓へと侵略してくるのだ。足下から真っ赤になった波が襲う。ああと阿鼻叫喚の世界が私の肌に存在している。ジンマシンは何度も、何度も消えてはまた現れ、かゆみと痛み、発汗、悪寒が発生したのだ。

医師は首を傾げ始めた!

 次の日、会社を休んで、会社に近い病院にまた、受診した。会社の門を素通りして、病院に行ったのだが、複雑な感情がこみ上げてくる。白ヒゲ医師に診て貰ったが、白ヒゲ医師、今度は歯切れが悪く、首を傾げて、おかしいな、こんなはずじゃなかったとぽそっと口にする。おいおい、点滴を受けながら、不安感を増す。

大学病院の門を叩く

 夜、また、ジンマシンの襲来がやって来て、不安な気持ちで夜を過ごした。次の日、これではあかんと思って、会社にジンマシンが止まらないことを告げて、有休を取った。医学部付属病院の門を叩いて受診した。そこの先生が処方の薬を見ながら、これでも、ジンマシンが出るの?これは食あたりではないですよ。精神的なもの、つまりストレスですよと病名変更となり、薬も変わり、また今日の夜、ジンマシンが出たら、すぐ来てくださいと云われて、その夜はじっと大人しくしていた。運良く、ジンマシンの襲来はなかった。どうも、薬は効いているらしい。

ジンマシンは乗り越えたが・・

 次の日は会社に出社した。一躍、会社ではジンマシン大魔王と戦った勇士になっていた。一昨日、昨日と電話で有休を告げた相手は、お局さまだった。今、冷静になるとこれは悪い相手だった。スピーカーと影で云われているお局さまの悪名だった。

 お局さんが言い放った。

 あれ、あなた、ジンマシンの原因って、食あたりじゃないの、

 あら、イヤだ! 社内に言いふらしちゃったわよ。どうしてくれるの?

と病気と闘った勇士に問いつめるお局さまだった。 

 では、また・・

 

 

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