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ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

おしごと小説って、読んでいて あっ、こんなこと経験したよ。よくある出来事だよねー!

勤め人のヒーローにいりません

 テレビドラマみたいに会社勤めは派手さはなく、地味でこつこつタイプの仕事ばかりで、ルーチンワークで毎日が過ごしている。たまに開発品にも携わったことがあるが、ドラマのように、同僚のちょっとした発言がヒントになって、驚きのBGMが流れて、急にテンポがよくなって、BGMにシティポップがリズミカルに流れて、映像には完成間際のテストパイロットが写される。開発の担当者(主人公)は徹夜明けだけれども、達成感が充たされた顔がド・アップ・・なんてことは絶対にない。

バントとして、こつこつ塁を貯めて、スクイズで得点!

 これ以上のなんかいい方法はないかと試行錯誤して、まあ、これが限界でしょ、難しいでしょ、と妥協ラインを出して、では、営業さん、開発品の評価は?とお伺いを立てる。最初は営業さん ちょっとした開発品がないので、これが起爆剤となって少しは営業戦線を維持できると思い、いんじゃないですか と軽いのりで言うのだか、いざ、商品化に進むと欠点探しをするのである。こんな条件下では使用しないけどねえ なんてところで使用して、いい結果がでないとこれでは売れないと責任回避戦線を引く。技術屋さんが自ら進めれば反対はしないけど、営業が押しの商品ではないよと腰砕けとなる。こちらはまた始まったなと舌打ちをして、損害最小量で開発品を市場に出す。ちょっと売れるともう、キャパオーバになってしまい、注文待ちに陥る。そこで、技術屋さんはビジネスがなっていない と営業の方々は腕を組んで、俺達に任せれば とうそぶく。

一気呵成でGO!とはいかない

 そんな感じで会社一丸になって、進んでいくなんてありえなく、小狡く短い足の引っ張り合いをやるのだ。ドロドロした遺恨ドラマのようなものにはならず、また、これをきっかけに社内派閥闘争とは決してならず、場外乱闘もせず、よくてちんまりした会議の中で遠回しのイヤミを言って、憂さを晴らす(議事録には記録されない)。

 毎日毎日、だいたい同じメンツと話して、ちょっとイラっとなり、またクククっと笑いを隠すなどで一日を送る。日常の仕事を重ねて、ゆっくりとゆっくりと進んでいく。進む方向が正しいかどうかは分からないけど。もし、正しくなく、間違えていたら、業績不振が待っている。

 一日だけでがらがらぽんと行きたいと変化を望んでも、ジェットコースターの搭乗券は回っては来ない。会社員のお仕事は地道なものだ。波瀾万丈の会社員生活を送っている人々とはワタシには縁がなく、毎日、満員電車で通勤をして、ああ なんて、ため息を吐いてネクタイを緩め、では、今日も会社へ行きましょうと心の中でちょっと言っている人と絡み合って生きている。

 地味な日々を送っている会社員の物語の本を今日、読み終えた。

では、また・・