ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

薬局とワタシ。そして病院通い。

 前にドラックストアの店員さんとの不幸な遭遇を書いたが、ワタシはドラックストアより昔からの薬局のほうがお世話になっている。その薬局は病院指定で、病院から歩いて5分位の距離にあり、商店街の中を歩いて行く。その薬局は昔から営業していて、こじんまりとした佇まいで店先にはあまりクスリは置いていなく、テレビで流れている最新のクスリがあるかどうか首を傾げたくなる感じである。待合室などはなく、商品が乱雑に置かれている間に置かれている丸い椅子にちょこんと座って、ただぼうっとして待っている。

 一人クスリが出来上がるのを店内で待っているが、次に来る客が来たとき、店の中はもう一人はいるスペースがない。こういう時には、処方箋とお薬手帳を白衣がきっちり似合う薬局女性店員に渡して、ご町内一周をして時間を潰す。この町内には有名な鯛焼き屋があり、いつも列店前には列を作って、鯛焼きを買う客で混んでいる。その店に行き、並んで鯛焼きを買い、近くの神社で食べ、薬局に戻るとクスリが準備されて、ちょうどいいタイミングとなる。

 雨の日はこのようにはいかないので、傘を差して店の前で立っている。薬局の前で佇んでいると通行人が前を通り過ぎ、ちらりとこちらを見る。目が合い、お互い気まずくなり、慌てて目を伏せる。コンビニでも行って時間を潰そうかと思うのだが、雑誌の立ち読みだけでは時間が潰せず、何か飲み物を買い、そのまま薬局の前で飲み物を飲みながら待っている。

 クスリが準備されると店の中から声を掛けられて、店に入って財布からお金を出して、支払い完了となる。何も印刷されていない白地で薄いペラペラのビニール袋にクスリとお薬手帳を入れて貰い、最寄りの駅に向かう。

 お腹が空くと、ターミナル駅に降りて食事を取る。駅構内の食べもの屋に寄って、食べるのだが、食べるものはいつも、カレーかまたはラーメンである。店は混んでもいなく、空いてもいないと一人で入るにはちょうどよい混み具合で、待つことはない。最低、月に一度、通院していて、帰りの寄り道が楽しみだった。

 大型書店に寄って、本は買わないのだけれど、立ち読みしていた。そんな日々を送っていた。通院のおかげで病も良くなり、もう通院しなくていいとわかった日、そう薬局に寄った最後の日、いつもの女性店員に処方箋を渡して、丸い椅子に座って、薬局内をじっくりと周りを見ていた。そして、ワタシは何も云わずに薬局を去った。

では、また・・