ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

ああ、披露宴!

 前回の続き。

 披露宴会場は戒厳令状態になり、ボーイたちがテーブルこどに立っていた。勿論、ワタシ達のテーブルには過剰にボーイたちが立っていた。ヤジを飛ばすことはできず、くそっと思っているが、酒はもうない。出してくれなくなってしまった。しようがないと思って、真空パックの鯛の尾頭を食べようと真空パックに噛みついて、ビニールを食いちぎった。口に入ったビニール袋を吐き出して、食べ始めた。真空パックをしていたせいか、味がいい。友人とワタシ達は黙ってむしゃむしゃむさぼり食べていた。ああ、腹が一杯になった、ご馳走様でした。

 そのな中、披露宴では司会者は異常に緊張し、言葉は震えている。でも式場側の進行係がどうにかこうにかして披露宴をお開きにした。

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 不満タラタラでワタシ達は披露宴を出て、近くのロービーでたむろしていた。新郎がすっ飛んできて、

 お前ら何をしたんだよ

と顔を真っ赤にして言う。文句が言いたいのはこちらである。すぐに瞬間湯沸かし器と言われている友人が

頭に来た。このまま、帰ろう!

と叫ぶ。友人の新郎は慌てて、

待て待て、二次会に出て貰わなければ困る。お前達が出席しないと赤字になる

と言いやがった。友人からすっかりむしり取られてしまっている。でも、ここはお目出度い席だから、まあ、しようがないと渋々、二次会に出席した。披露宴であのような行状を見せつけてしまったので、誰も近寄らない。二次会も酒がなかなか出回ってこないで、我々は苛立つ。一応、義理は果たしたので、二次会からおさらばした。

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 とんだ披露宴な出席したもんだとぼやきながら、帰宅した。この友人の結婚式が過ぎても、披露宴の招待状がワタシの郵便ポストに入って来る。配偶者は相変わらず、ワタシ宛の招待状が来るたび、ああ、ご祝儀が羽が生えて飛んでいく と嘆いている。配偶者宛の披露宴の招待状は見たことがない。

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 この現場は見てはいないが・・別の友人(仲間内では一番老け込んでいるヤツで、彼のアパートに泥棒が入ったが盗まれたものはなく、隣の部屋の住人だけが被害に遭う。警官が高価なモノがないから良かったですねと苦笑した)の結婚式に突然、女性が乱入し、花束を新郎(友人)に渡して、そのままドロンしたという。その女性は誰?ということになった。なんと前の彼女だという。友人の結婚は彼の人生最大の奇跡と言われていたのに、なんと女性がいたとは・・。その披露宴、この元カノの出現で盛り上がり、急に和やかな雰囲気となったらしい。でも、新婦側のコメントは聴いていない。

では、また・・