ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

運動会、泣きながら行進列を追い掛ける。

 今の季節、小坊達が平日に市民館、図書館などで遊んでいる。館員が小坊に尋ねると、運動会の休みだと言う。今は10月よりも運動会が開かれている。そういえば昨日も近くの小学校で運動会があった。運動会は行事分散のために5月開催だと言う。確かに、秋には文化祭(ワタシ達は学芸会)などが行事でギュウギュウだった。

小学校の運動会の苦い思い出

 小坊の運動会で思い出すのは、大遅刻であった。学校へ行き、教室へ行くと誰もいない。これはと真っ青になって校庭へ駆け出すと運動会用の正門で小坊達が並んでいる。まずくと慌てて、並んでいる列のところへ行こうとするが、校庭には音楽が流れ、行進が始まってしまった。慌てたワタシは先生!先生!と叫んで、列、後方から走る。行進している列に向かって泣きそうな声で先生!先生!と叫びながら、走っている。観客席には父兄がパラパラ集まり、叫びながら何故、小坊が列を追い掛けているのかと見詰めていた。先生は後をちらりと見るが、行進している。そして、追い掛けてくるワタシを無視している。悲壮たっぷりと恐怖に追われているワタシの光景を貴賓席にいるPTA会長、また隣の校長達の目に入り、何かザワザワしてきた。

 行進が終わって、整列しているところに追いついたワタシが泣きながら、先生に向かって進む。きちんと並んでいる小坊達をかき分けて、先頭に立っている先生のところへ行く。先生はワタシを無視して、じっと、前を向いていた。校内マイクから、運動会の開会宣言 と発して、6年坊が片手を挙げて、選手宣誓をする。ワタシはそんなことなどまったく耳に入らず、先生!先生と先生とすがる。無視されたことがワタシにはキツイ出来事で、もう頭の中が大混乱になっていた。先生はワタシを強引に横に立たせて、黙って と叫ぶ。しかし、その言葉でまた驚いてしまい、ワタシは泣き叫んだ。

運動会にアピールすべきものがなくて・・

 運動神経抜群の小坊には運動会はヒーローになれる。運動オンチのワタシには暗い、暗黒の一日で、走ればびり、何をやっても人よりワンテンポ遅く、もたもたしていた。

この日は別な意味で目立ち、この運動会の遅刻騒動で、さらにグレードアップになってしまい、本人が望んだものとは遠いところで、校内の有名人になってしまった。こんなはずではないと小坊のワタシは後悔しているけど、何故、あんなに泣いたのか、はっきりとした理由はいまでもわからない。ただ、悲しかった、寂しかったのだろう。

 

では、また・・