ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

ああ、駅前商店街!

 通勤で利用していた駅は急行、快速と停まり、とても便利な駅で、気に入っていた。だが、都心からは距離もあり、毎日、満員電車に揺られて、ギュウギュウに車内に押し込まれて、体力をつけさせてくれるには大変いい距離である。しかし、ストレスなど精神面はどうだったかはわからない。

 駅のターミナルは広く、駅から出ると雑居ビルが建ち並び、雑多な街となっている。駅にはこの線の電鉄系のスーパーがかつてあり、改札正面と向き合っていた。電車から吐き出されたお客がスーパーの入り口に吸いこまれ、今日のおかず、なににしようかと考えるとここでお総菜を買ってと思い、スーパーに足が運ばれていた。

 昔はスーパーの隣に本屋があり、雑誌を立ち読みしている人々で混んでいた。雑誌、売れている本、話題の本などは平積みされて、人通りのいい場所だから、売れ行きは良かった。新発売の本などは大型書店と同じように発売日に店頭に並び、ここで買えた。

 今はその本屋はその建物の二階、奥のコーナーに押しやられ、スーパーは閉店し、この一角は別なスーパーが入っているが、あまり人はいない。

 駅商店街は駅を中心として、扇状に広がっている。かつて、本屋、文房具屋、せんべい屋、おもちゃ、食堂、魚屋、八百屋、くだもの屋などがあって、賑やかだったが、今は上記の店は閉まっている。外食産業のチェーン店はスクラップ・アンド・ビルドのごとく、新規開店、閉店のサイクルで回っている。

 客が少なくなり、がらんどうになると、次の月には閉店のポスターが張られていた。この街には合わない店なんだと思いながら、改築工事の音を聞く。目立つ店はチェーン店しかなく、地元の店はシャッターが一日閉め放しである。

 友人が 元々、駅前の地主って、もともと農家だったから、客商売は得意ではないんだよ だから、店を潰すんだ と言っていた。客商売のプロ、外食産業チェーン店が進出しても、潰れる。客が定着しない場所かもしれない。

 この駅は郊外地区と呼ばれて、地元と引っ越してきた輩(ワタシもこの集団)と一緒に住んでいるが、混ざり合わない。目に見えない対立がある。親が住んで、今は子供達が住んでいても、ヨソ者はヨソ者であるのだ。

 そんな感じだから、人が多いヨソ者集団は地元にはお金を落とす意識はなく、ついつい、車などで安い店に買い物をしてしまう。こんな対立もあるから、ますます駅前商店街は衰退していく。

 安いところへ行ってしまうもんね!

では、また・・