ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

ああ、夏休みの自由研究!

夏休み、まだ宿題のことについては考えていないよ

 来週になったら、もう8月になってしまう。小坊の頃はこの時期はまだ余裕がある。夏休みの宿題なんてまだまだ考えなくてもいいなんて思っていた。ところがお盆を過ぎたころからおしりがもぞもぞし、これはまずいと焦りだし、終わりの一週間はもう憂鬱になってしまう。

ラーメン屋のおじさんが手伝ってくれた?

 夏休みの宿題はプリント何枚やってきなさいなんてのはまだいいのだ。一番、最悪なのは自由研究で、何をしていいのかてんでわからない。

 そんな時、外で心がやさぐれていたら、近くのラーメン屋さんのおじさんに声を掛けてくれた。夏休みの自由研究が決まらずに困っていると訴えると、よし、ぼうや、夏休みの研究を手伝ってやる、と言ってくれた。ラーメン屋さんの調理場に顔を出すと、おじさんがきゅうりを手にして、舟をつくってやろうと言われ、ワタシは頷く。

 しばらくすると、きゅうりを器用に刻んで、小舟を造ってくれた。ボクちゃんは喜んで、始業式にきゅうりの小舟を持って行った。センセーに提出した。センセーは露骨に嫌な顔をする。そうだろう、自分ではやっていないのだから。きゅうりは生もの、一週間経つと、きゅうりに白いカビがはえてしまい、センセーから、家に持ち帰るようにと命令を受け、ワタシは学校のごみ箱に捨てた。

今度はトーチャンが手伝ってくれたよ

 そんなことを馬鹿なワタシは繰り返す。今度はトーチャンが人肌脱いでくれたのだった。トーチャンがどっかの建築現場から材木を集めて、モーターボートらしきものを作ってくれた、ボクはこれじゃあ、トーチャンが作っただけだから、まずいよ と言うと、これにアクリルペイントで色を塗れ、そうすれば、自分のものになるよ、と言われた。そうかあと思って、テキトーに色づけた。

 始業式にモーターボートもどきを学校に持って行き、センセーに提出した。センセーは、これ作ったの? ワタシは正直に、ただ塗っただけです、作ったのはトーチャン と胸を張って言った。

 センセーは苦虫をかんだ顔して、渋々受け取った。教室のロッカーの上にはボクのモーターボートもどきが置いてあった。

ワタシがこれは楽だと思った、ダチの自由研究

 あの頃、人類、月に立つなんて、大騒ぎだった。ダチはアポロ関連の新聞記事を集めて、スクラップにして、提出した。ダチはただ記事を切り抜いて、画用紙に貼り付けただけだった。でも、自慢げだった。

 あと、もう一つ。買ってきた食パンが何日でカビがはえるかを日記風に書いた作品。これは失敗作だが、記録を取る時、楽だろうと思った。だって、今日も変化無しで終わりだもん。

 食パンは保存剤が効いていたので、カビがはえず、日記は終わったのだ。

では、また・・