ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

クチャラー上司は、フランクな付き合いっていいことだせ!

 クチャラー上司は電話をかけると横柄な態度に出てしまうのだ。馴れ馴れしくなり、話の始めの時は○○さんで、暫くすると、○○ちゃんになり、話が終わる頃には、○○、と敬称省略になってしまう。

 得意になるクチャラー上司は

 ボクって、相手の懐に入り込むのがうまいんだなあ。無意識でやってしまう。人から、よくこれって特技ですよね、なんて言われてしまうけど・・意識していないよ

 実はこのテクニック、周りからは顰蹙ものだった。まあ、紳士は馴れ馴れしくされても、その場でぐっと我慢して押さえこんで、事なき得ていたけど、たまには、我慢できない人があとで、クチャラー上司を飛び越して、その上の役員にクチャラー上司の横柄さを訴えるのだ。

 役員も、またか、と思って、あまり親身に聞かずにテキトーに聞き流して、あいつ、まただよ、しょうがねえなあ とぼやくだけだった。

 誰にも叱責を受けないクチャラー上司はいい気になり、ある時、出張先に、今から行くから、ホテルの予約と今日の飲み屋の予約、そして、飲むメンツも揃えてくれ、と言い放つ。先方もこれには驚いて、役員にクレーム。これはまずいと思い、クチャラー上司を呼び出す。役員自ら、詫びの電話を先方に入れて、出張は取りやめにさせた。

 でも、クチャラー上司はなぜ、中止に至ったかは理解できなかった。

 客先に対して横柄な態度をしたとは、決してクチャラー上司は思っていないのだ。

 自覚無きクチャラー上司はゴルフが大好きで出入り業者が来訪した時、

絶対、ゴルフの話をし、接待ゴルフの強要し、あと、たかり酒は日常茶飯だった。仕入れ業者に価格見直し(値下げ交渉)を要求したときは、

オタクのクチャラー上司に散々たかられて、よくてもとんとんなのに、値下げは冗談ではないと仕入れ会社にねじ込まれて、業務部長は困惑してしまった。

 そんなクチャラー上司でも、電話口で不愉快なことに遭遇する。ある時、電話をすると、電話受付嬢から

 あちら筋の方ですか、といきなり言われて、

 えっ、なんなんだ、と言い返すと

 広域団体の方ですね、そういうお方とは、当社はお付き合いできませんのてあしからず、と電話を切られてしまった。

 クチャラー上司は頭から湯気が立ち上がり、また、電話したのだ。

同じ電話受付嬢が出て、

 嫌だあ、真に受けて、電話切っちゃうんだもの、冗談よ、あれっ、これ、内線でしょ、まだ混線しているわ、と言われた。勘がいいクチャラー上司しピンと来た。

不敵な笑みを浮かべて、反撃ののろしを上げた。

 その前に、この真相はこうだった。誰かと間違われ、からかわれたのだ。

 クチャラー上司はまず電話受付嬢に詫びを入れさせ、次はその上司と血祭りを上げようと思った。社内で、ワタシはこんな不当の目にあったか、と誰も構わず訴え始めたが・・

 しかし、誰も知らん振り。

 いつもの役員からは、いいかげんしなさい と言われてしまった。

結局、血祭りはペンディングとなる。

 これで、横柄なクチャラー上司が心を入れ替えて、真っ当になるか、淡い期待をしたが、相変わらず、横柄さは変わらない。人の性格は変わらないよねえ。

では、また・・