ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

学芸会だよ。文化系小坊、集まれ!パートⅠ

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 運動会シーズンが終わると、今度は芸術の秋だ、とばかりに学芸会がやって来る。小坊の6年生の頃、今年は学芸会開催となり、6年生にもなると自分のパフォーマンスにも自信があり、持論も一人前である。学芸会でどこで自己アピールしなければなんて、勝手に思っているので、担任のセンセイはクラスをまとめるのに難儀している。ワタシの時は新米教師だったので、センセイ、匙を投げて、お前ら、好き勝手にやれってぶち切れてしまった。

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 小坊はそれぞれ好き勝手なことを言い始める。ワタシのダチは3人トリオを組んで、漫才をやりたいと言い、5、6分舞台に上がって、漫才を強行した。このダチ、確かにお笑い番組をよく見ていたが、お笑いセンスはいいのかと尋ねられると、うーん と唸ってしまう。トリオの舞台を見たが、何を言っているのか分からず、早口で確かに、手振り身振りは激しいが、笑えない。まず、声が小さい。マイク不使用だから、結構これはキツイ。観客は小坊、最初は首を傾げる。最後には観覧席から私語が発せられて、無視されてしまった。これが痛かったのか、ダチは絶対、もう舞台には上がらず、いつも、舞台スタッフの方へ手を挙げる。

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 演劇なんて誰もやらずに、皆さん、それぞれ好きなことをやった。ワタシも、誰もやらないことをやりたいと勝手なことを言い始める。野郎だけが集まって、何かぶちあげてやろうぜと野心満々で勝手によそのクラスの教室で集まって密議をしていた。何か科学的な芝居、つまり、科学実験劇をやりたいとメガネをかけた理科が得意なダチが言い始め、よし、それでいこうぜ と決まった。

 メガネのダチは石鹸作りをやろうぜ、職員室から、実験教本を持ち出し、実際に石鹸製造をやってみた。材料が偶然にあり、500㌘石鹸製造を狙って、3時間掛かって実験したが、石鹸は5㌘しかできなかった。もう一度、今度は1㌔製作として仕込んだが、そこの担任のセンセイがやって来てもこの教室から出て行けと廊下を指差して、叫ぶ。仲間は慌ててしまい、実験途中の熱でぐらぐらのビーカーをこぼしてしまい、きれいな床の教室に浸みをつけてしまった。その担任のセンセイが怒ったこと、怒ったこと。2、3日はその担任のセンセイと顔を合わすと、思わず目を逸らす。

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 2回ほど石鹸製造をしたが、うまくいかない、これでは科学実験劇にならず、困った。小坊だから、担任のセンセイに泣きついたのだ。なんと虫のいい。もう、日数はない、どうしよう・・

続く