ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

小坊の頃って台風襲来って心ドキドキするんだよね!

 小坊時代、台風襲来となると、集団下校でご帰宅となるのだか、どうだろうか、こういう経験は二回位しかなかった。一度目は、ワタシは集団登校未経験者だったから、そのことを知って、センセイは驚いて、まず、どこの班に所属させるかで頭を抱えてしまった。どこ班がどこ地域かなんてセンセイは詳しく知らない。でも、集団下校の時間は迫っているから、無理矢理、班に押し込めたのだ。

 集団下校が終わり、トーチャン、カーチャンに集団登校があることを伝えた。トーチャンは驚いて、カーチャンは黙ってしまった。カーチャンのチョンボである。

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 台風襲来って、ガキの頃は心はワクワクで、白黒テレビを眺めると、台風が来るぞ、来るぞって何か巨大なバケモノがやって来るように感じて、子供心にゴジラ来襲に近くなるだろう。集団下校から帰宅する。雨合羽、長靴などを玄関で乾かす。長靴の中は水漏れでビチャビチャ。カーチャンは古新聞を長靴の中に入れて、水分を取る。

 夜、台風襲来とわかると、カーチャンは懐中電灯を用意する。家は台風の風で揺れる。木造の家屋だったので、揺れ方がまともではない。突然、停電になると、子供心はますます気が高まってくる。台風の時は、早飯、風呂も早めであった。停電の時はちゃぶ台の真ん中にろうそくを照らして、停電だから、勿論テレビはつかない。ケータイラジオをつけて(聴くラジオ局はNHK)黙ってラジオのスピーカーから落ち着いた男性アナの声が聞くのだ。アナの落ち着いた声がますます子供心にハラハラドキドキ感を増してくれる。

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 トーチャンはたまに雨戸を開けて、外を覗き、雨具合を見ている。たまに外では、からんからんと空き缶が強風に吹かれて、音がする。雨戸に強い雨が打ち付けて、強風の音が混ざってますます緊張感が増してくる。もう、睡眠タイムになっているのだが、目は冴えきってしまった。妹も目はバッチリである。カーチャンがもう寝なさいとつれないことを言うのだが、トーチャンはまあ、今日は特別だと言ってくれて、就寝タイムが延長となる。ラジオからは暴風圏に突入したらしいと言う。ますます家は揺れてくる。暫くすると、嵐はぴたりと収まる。トーチャンが 台風の目に入ったんだよ と腕を組んで、真剣な顔で言う。

そして、また嵐が吹き始める。緊張していたと言え、眠くなってきたので、子供部屋に戻って寝るが、いざ、布団にはいると寝付かれない。

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 朝、台風は過ぎ去り、朝日を浴びる。今日も学校はあるのだ。

では、また・・