ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

冬限定、感電風呂!

 風呂の話と言えば、感電風呂を思い出した。

 冬の寒い頃、この日はこんこんと雪が降り、積もっていた。最後の順番として、カーちゃんが風呂に入ろうと湯加減をみようと風呂に手を入れたら、あーっと大声を出す。風呂上りの妹は、ワタシに見に行くようにあごで指示する。ワタシはぶつぶつ言いながら、脱衣所に行くと、カーちゃんは真っ赤な顔をして、電気が、電気が・・と独り言を。かなり興奮している。ワタシの顔を見ると、風呂に電気が流れている、と言うのである。まさかと思ったが、一応、確認をした。湯船に手を付けても、暖かいお湯を感じるだけである。何言っているの、とカーちゃんに言うと、嘘じゃないわ、電気が・・とワタシを押しのけて、湯船に手を入れ、ほら、電気が流れているでしょ と言う。カーちゃん、寒さのあまり、感触が鈍ったのかなと首を傾げる。でも、カーちゃんは真剣だ。気が付いた。ワタシは湯船に手を付けたとき、プラスチックのバススリッパを履いていたのだ。だから、バススリッパが絶縁体となって、体内に電気が流れない。カーちゃんは素足で湯船に手を突っ込んでいたのだから、電気は通ってしまい、ピリピリと感じたのだ。ワタシも素足で手を突っ込むと、ピリピリと感じた。もし強引に風呂に入ったら、感電状態となり、危険なものとなってしまったかもしれない。

 トーちゃんは一杯飲んでしまったので、寝床から 風呂は今日、諦めろと言っている。結局、カーちゃんは風呂には入れずに、その日は寝たのだ。

 朝、トーちゃんは家の周りを見て、わかった。屋根に積もった雪が電線に触れている。トーちゃんはゴム手袋で棒をつかんで、電線を雪から遠のけた。トーちゃん、風呂に電気が流れていないことを確認し、これで一安心になった。でも、カーちゃんは不満げであった。

            ☆          ☆

 ガキの頃、眠くなってしまい、風呂に入るのが苦痛だった。それが毎日続き、カーちゃんが文句を言う。そこで、トーちゃんが飯前に入ればと提案し、ワタシもそれに従った。トーちゃんは元々、飯前派でガキの頃から、所帯を持つまで、飯前派だったが・・。カーちゃんはしぶしぶそれに従ったが、自分だけは飯後だった。妹は飯前派に転向した。確かに、飯前だと寝ても、風呂は入ったから楽である。しかし、カーちゃん的には、家族三人(トーちゃん、ワタシ、妹)が食卓に座り、ご飯の催促には我慢がならなかったらしい。たまに、ご飯はまだだよ とわめくのだ。

では、また・・