ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

小学生の頃、年末・年始の暮らし

 その頃はテレビを中心にして、こたつに入って、みかんを食べながら、手の先はみかんで黄ばんでいた。こたつには妹もいた。新聞のテレビ欄を見て、何ないもない時、つまり、子供番組がない時である。しょうもないから、一年間のニュース総まとめを見ていた。結構、まじめな番組を見ていた。国内、海外、スポーツをやっていた。NHKを見ていた記憶がある。

 テレビ番組、年忘れ××大会などがあり、もう再放送で垂れ流している番組をもっともらしくまた流しているものをまた見ていた。その頃はテレビ画面は白黒。外は寒いから、遊ばない。ダチも正月は帰省のため、不在となっているからね。ワタシは取り残されてしまったのだ。

 カーちゃんはそんな子供達に何かやらそうと考え、まず、自分達の部屋を掃除するように言う。ついでに、他のところもやらそうとしむけるが、そうは問屋は卸さない。こっちだって、大掃除は大嫌い。

 好きなのはテレビ鑑賞だもんね。クリスマス特番では、サンタの帽子を被って、歌、コントみたいなものをやっていたが、記憶がない。

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 おおみそかのテレビ番組で覚えているのは、TBSニュースが終わると、レコード大賞が始める。その辺りから食卓に今夜のご飯が上がるのだ。妹とワタシは箸を持って構えている。我が家は一品おかず主義で、トーチャンはこれをつまみにして、ラガービールを飲む。おかずが来るとワタシ達は直ちに食べ始める。腹が減っているので、食べる加速度が増し、トーチャンはつまみが無くなるのではないか と恐怖を抱く。

 トーチャンはたまらずに、カーちゃん、二人にご飯を喰わしてやれ! と叫ぶ。トーちゃん用につまみを用意すればいいのに と妹はよーく云うが、かーちゃんは無視するのだ。カーちゃんは慌てて、ご飯を二人に支給する。夕食を済ますと、今年のレコード大賞が決まり、ビールで出来上がったトーチャンは受賞曲を口ずさむ。

 レコード大賞が終わると、NHKにチャンネルを切り替えて、トーチャンはレコード大賞受賞者が紅白の画面に映っていないと喜び、今、車で移動中だ とテレビに向かって云う。

 紅白歌合戦から曲が流れると、カーちゃんも料理を作る手を緩めて、たまにテレビを見る。トーちゃんは窓を開けて、外を見るのだ。だれも、外には誰もいない。おお、これが紅白歌合戦の力だ と夜空に向かって叫ぶのだ。

 そして、来年はいい年になるかな と云って、年を迎えるのだった。紅白が終わると、ゆく年くる年 をしんみり見て、寝床に入るのだ。

では、よいお年を!!