ゆでカエル世代の日記

1957~66年の間に生まれた世代です。

よっ!!某社の愛しきトランプ上司たち、ご紹介 partⅠ

 よその国のお偉いさんの方の暴露本が出てきて、話題になっているけど、あれ、これって何だろう!親近感をひりひりと感じてしまう。近くにいるのではないかなと頭の中を駆け廻る。そうだ、愛すべきトランプ上司たちがいたのだ。ご紹介します!

自慢話が止まらない

 ゴルフ好きな上司を知人が退屈だからって、ゴルフの話をした。プロゴルファーA氏のパットはその当時有名だった。そこで、上司に、A氏って、パットの時、ホールから自分のボール位置まで、ゴールド色の一直線がグリーン上に現れるですって。A氏しか見えないらしいんですけどね。

 知人は話のつなぎとして、なーんも考えないで話したら、上司が食らいついた。おお、ボクにも見えるんだよ。実は、不思議だなあ と日頃、思っていたんだけど・・。ボクってA氏とそっくりだなあ。えっ、どこがA氏とあんたが? と知人は思ったけど、黙っていた。そしたら、ボクって、ゴルフの天才でしょ と同意を求める。知人、渋々、頷く。そうだろう、そうたろう。ボクだけが見えるんだよ、一筋のラインが。それから、自分のゴルフ自慢が止まらない、止まらない。でも、この上司、スコア疑惑で、会社のコンペから追放令を出されて、鼻つまみ者なのになあって、知人はボヤイテいた。

 また、ある上司。カタログを作るとき、必要な写真を考えていたらしい。この上司、この必要な写真を絵コンテとして描いた。これが絵が下手で何を描いているのか、わからない。部下が、これなんですかって尋ねたら、君、知らないのか、絵コンテだよ と言う。そして、自慢話が開始。

 ボクは驚いたよ。ボクってすぐに閃いてしまうんだ。絵コンテなんて誰も考えないだろう。ある時、テレビを見ていたらね、アカデミー賞を受賞した監督がボクとそっくりに絵コンテを描くんだよ。参ったねえ。天才って同じ思考をするんだねえ。絵コンテの特許を取ろうと思ったけどボクは諦めたよ。映画監督もやっていたとは・・。いやー、参った、参った、と止まらない、止まらない、ボクって、よく人から巨匠って言われているんだ。巨匠のボクだろう。困ったなあ と絵コンテ談義に付き合わされ・・。天下を取った凱旋将軍だった。

 黙って聞いていた部下も我慢ができず。絵コンテってごく当たり前のことでしょ。と小さい声でつぶやいてしまった。でも、助かった。上司の耳にははいらない。でも、おべっかいが苦手な部下はついつい正直の顔を表してしまい、上司は急に激怒する。なんだ、貴様、そんな顔をして、絵コンテはボクが考えた方法なんだよ。馬鹿言いなさい。絵コンテは当たり前のことではないのよ。君なんす思いつかないだろう。天才しかやらないのよ。席に戻って、仕事しなさい。

 部下は慌てて、席に戻った。

続く